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平成20(2008)年5月31日(土):庄公民館


鉱物,好物? 石,意思!? 岩石について調べよう!

 今回は大学から多くの学生スタッフが参加しました。

最初のあいさつ

 全員のひとことからスタートしました。
あいさつ1 あいさつ2
「よろしくお願いします」 スタッフは得意なことをひとこと。

岩石について調べよう

 河原に転がっているかたい物体は,ふつう「石」とよばれます。その他にも,岩石とか鉱物,鉱石などともよばれます。何で,いろいろな呼び名があるのかな?
 今回は,岩石や鉱物を調べて,石のことをよーく考えてみましょう。

1. 岩石を見分けよう
 岩石のなかま分けについて簡単に説明を聞いた後,6つの火成岩のなかま分けをしました。
いろいろな岩石の説明1 いろいろな岩石の説明2
(独)科学技術振興機構の「理科ねっとわーく」にあるコンテンツを利用して説明。
6種類の火成岩 火成岩のなかま分け
6種類の火成岩。 よ〜く観察して。
火山岩と深成岩に分ける 白っぽい岩石と黒っぽい岩石に分ける
まずは火山岩と深成岩に。 それぞれを色で3種類に。

《解説》
 岩石はそのできかたから,大きく3種類に分けられます。マグマが冷えて固まってできた火成岩,海や湖の底などに積もった物が固まってできた堆積岩,もとの岩石が熱や圧力によって変化してできた変成岩の3つ。
 火成岩はさらに,マグマが急に冷えて固まった火山岩とゆっくり冷えて固まった深成岩に分けられます。火山岩は,目に見えないくらいの小さな結晶の集まり(石基)の中に,大きな結晶(斑晶)が入っています。深成岩は大きな結晶が集まってできています。そして,火山岩と深成岩にはそれぞれ,全体が白っぽいものから黒っぽいものまであります。したがって,火成岩は下の表のように6種類に分けることができます。ただし,マグマの冷え方や色の違いには境がないので,中間的な性質の火成岩もあります。
 白っぽい中間黒っぽい
火山岩流紋岩安山岩玄武岩
深成岩花こう岩閃緑岩斑れい岩
 堆積岩は,礫(れき)岩,砂岩,泥岩,凝灰岩,石灰岩,チャートなどに分けられます。変成岩には,ホルンフェルス,結晶質石灰岩(大理石),結晶片岩,片麻岩などがあります。

2. 岩石を割ってみよう
 火成岩の一種である花こう岩を割ってみました。中はどうなっているでしょうか。
花こう岩を割る1 花こう岩を割る2
花こう岩をハンマーでたたくと……。 「火花が出た!!」 「割れた!!」
花こう岩をルーペで観察1 花こう岩をルーペで観察2
ルーペは目に近づけて使います。 色の異なる粒が見えました。

《解説》
 花こう岩をルーペで拡大して見ると,無色透明(あるいは灰色)の結晶,白色の結晶,黒色の結晶があることがわかります。それぞれ,石英長石黒雲母という鉱物です。つまり,花こう岩という「岩石」は3種類以上の「鉱物」が集まってできている,ということになります。
 無色あるいは白色の鉱物(石英,長石など)を無色鉱物,色のついた鉱物(黒雲母,角閃石,輝石,かんらん石など)を有色鉱物といいます。無色鉱物が多ければ白っぽい岩石,有色鉱物が多ければ黒っぽい岩石になります。

3. 岩石をとかしてみよう
 とても硬い岩石ですが,薄い塩酸に入れてみました。
薄い塩酸に結晶質石灰岩1 薄い塩酸に結晶質石灰岩2
薄い塩酸に結晶質石灰岩を入れると……。

《解説》
 石灰岩結晶質石灰岩は,ほとんど方解石という鉱物からできています。方解石の化学組成はCaCO3(炭酸カルシウム)で,塩酸と反応して二酸化炭素を発生しながら溶けます。

4. 岩石をもっと調べよう
 「偏光板」を使って岩石を調べる方法があります。
偏光板と岩石プレパラート1 偏光板と岩石プレパラート2
2枚の偏光板の間に岩石プレパラートを挟んで回転させると……。
偏光板とセロハンテープ 「岩石・鉱物のひろば」
岡山県総合教育センターの「岩石・鉱物のひろば」というコンテンツを利用して説明。

《解説》
 岩石を詳しく調べるにはいろいろな方法がありますが,その一つに偏光顕微鏡(岩石顕微鏡)による観察があります。偏光顕微鏡とは,回転するステージの上下に,2枚の偏光板がある顕微鏡です。約0.02mmの厚さにした岩石プレパラートを観察すると,いろんなことが調べられます。

《解説》
 用語についてまとめておきます。「一定の化学組成と結晶構造を持った,天然に産する物質」を鉱物といい,「鉱物の集合体」を岩石といいます。また,「資源として利用される鉱物や岩石」を鉱石,「美しい鉱物や岩石」を宝石ということもあります(鉱物ではない宝石もあります)。一般的には,これらをまとめて「」と呼んでいます。
 なお,現在,鉱物は4,000種ほどが認められていて,毎年50種程度発見されています。そのうち,日本で初めて発見された鉱物(新鉱物)は100種ほどあり,16種類が岡山県から見つかっています。
 鉱物名鉱物名の由来発見
1人形石(ningyoite)人形峠鉱山(旧上齋原村)1959年
2褐錫鉱(stannoidite) 1969年
3備中石(bicchulite)備中町1973年
4布賀石(fukalite)備中町布賀1977年
5三原鉱(miharaite)三原鉱山(旧芳井町)1980年
6ソーダ魚眼石(natroapophyllite) 1981年
7大江石(oyelite)大江二郎(岡山大学)1984年
8逸見石(henmilite)逸見吉之助・逸見千代子(岡山大学)1986年
9単斜トベルモリー石(clinotobermorite) 1992年
10森本柘榴石(morimotoite)森本信男(大阪大学・京都大学)1995年
11草地鉱(kusachiite)草地功(岡山大学)1995年
12武田石(takedaite)武田弘(東京大学)1995年
13パラシベリア石(parasibirskite) 1998年
14岡山石(okayamalite)岡山県1998年
15プロト直閃石(protoanthophyllite) 2003年
16沼野石(numanoite)沼野忠之(岡山大学)2007年

感想発表

 最後に感想を書いて,全員が発表しました。
感想カード 感想発表
感想カードを書きました。 「楽しかったです」

《受講者・スタッフの感想》
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《参考》
〈偏光板〉

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作成:2008年6月18日,最終更新:2009年4月13日